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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

やったことがない仕事をやった結果

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名刺一枚で飛び込み営業を繰り返した結果、大手企業2社と契約することができ、下請けから脱出することができました。

資金的にもギリギリの状態でしたので、ギリギリのタイミングで契約ができたのです。

しかも、予想に反してほぼ同時期に2社と契約できましたので、いきなり忙しくなってきました。

1社には何人か入れていて、その間にもう1社と決まったのですが、今までやったことがない仕事でした。

でも、「できます!任せてください!」と言い切ったこともあって、契約できることになったのです。

もし、「できません。やったこともありません」という返事であれば、間違いなく契約できなかったと思います。

契約できたことはいいのですが、やったことがない仕事ができるかという問題があります。

やったことがないのがわかれば、その仕事がなくなるのはもちろん、契約自体がなくなってしまうでしょう。

それなのに大見栄を切ったのは、「やったことがなくても、やれば何とかなる!」と思っていたからです。

この話は絶対に逃してはいけないと思っていましたので、話をする前から返事は決めていました。

そして、私自身が現場に入ることも決めていたのです。

だから、やったことがない仕事でも、「任せてください!はっはっはー」という感じで答えていたのです。

最初が肝心なのもわかっていましたので、最初からそのつもりだったのです。

自分で言ったことですので、あとは自分がやればいいだけなのです!

それからしばらくして、私自身が現場にいました。

今までにやったことがない仕事だったのですが、コンクリート製品製造の付帯業務ですので、見たことはありました。

ガスケットといわれるパーツを貼り付けるだけですので、見た通りにやればできると楽観視していたのです。

そして、見た通りにやってみたところ、見事に失敗しました。(笑)

引っ付かなかったり、はがれてきたりしたのです。

実際にやるのは初めてですので、最初から焦ってやっていましたが、そうなると、さらにあせりが増します。

また、そんな時に限って、担当の課長がフラフラと現場を見に来るわけです。

その現場を見られてはまずいので、急いで課長を出迎えに行って、得意の雑談攻撃を開始します!

雑談に満足した課長は、現場をサッと見て帰って行きました。

それから、必死の巻き返しにかかります。(笑)

失敗でコツをつかんだこともあって、それからはうまく貼り付けることができて、その日の業務は終了しました。

ヘロヘロになりましたが、こうしてやったことがない仕事を何とかクリアしました。

このやり方の善し悪しはともかく、最初の高いハードルをクリアしたことによって、仕事が継続する基礎ができたのです。

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