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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

仕事は半人前で文句は一人前以上の人

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一度に未経験者を二人同時に採用すると、何かと苦労がありました。

仕事ができる人材であれば、それほど苦労もないと思いますが、そうでない人材であれば、苦労が倍くらいに増幅されます。(笑)

二人だから二倍になるのではなく、二人の二倍の四倍になるという計算です。

この時に強く思ったのは、「類は友を呼ぶ」ということです。

当然のことかもしれませんが、似たような人が集まりますので、仕事ができる人の周りには、同じように仕事ができる人が集まり、そうでない人には、そうでない人が集まるのです。

この二人は、まさにどっちもどっちという感じだったので、そのことを実感しました。

せめて試用期間を設ければいいと思いました。

試用期間を設ければ、その間は安い給料ですみますし、使えない人材となれば、試用期間の終了と同時に辞めてもらうことができます。

もちろん、使える人材を見ぬいて採用するのが経営者の仕事ですが、実際にやってみないとわからない面もありますので、試用機関の必要性を実感しました。

今回はさらに悪いことに、一人が運転免許を持っていなかったので、一人が休めば二人セットで休むことになったのです。

二人セットで来るのはいいのですが、二人セットで休まれるとたまったもんじゃありません。(笑)

二人に割り振っている仕事を分担しなければなりませんので、これがまた大変なのです。

でも、電車やバスを使って来るのも大変ですので、これは仕方がありませんでした。

そして、最初に給料を渡した直後に、二人そろって文句を言ってきました。

私は約束通りの金額を支払っていたのですが、約束の金額より低いということだったのです。

最初に金額のことをしきりに気にしていたので、お互いに金額のことはよく覚えているはずです。

そうなると、労働時間や条件に相違があったと思うのですが、どう考えても二人の言い分がおかしかったので、それ以上支払うことはありませんでした。

仕事は半人前もできないのに、文句を言うのは一人前以上でしたね。(笑)

金額ばかり気にする人は、こんなものだなと実感しました。

そして、二人セットで辞めていきました。

結局、一ヶ月半ほどの期間で、何をやっていたのかよくわからない状況でしたが、いろんな意味で勉強になりました。

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