オルタナティブ・ブログ > 事業のヒント >

事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

寝ながらトラックを運転する?

»
私が運行していた便は、朝から長野県で荷物を下ろし、少し移動して別の会社で荷物を積みます。

そして、また移動して、待ち時間があった後に別の荷物を積み込むのですが、すでに夕方近くになっています。

そして、翌日の朝には兵庫県で荷物を下ろして大阪まで移動します。

大阪で荷物を積んで、また滋賀で荷物を積んでその日は完了です。

次の日の朝には長野県で荷物を下ろすというサイクルでした。

文章では少し移動すると書きましたが、10分や20分の移動ではなく、何時間単位の移動になります。

長野と兵庫の距離でわかると思いますが、かなりハードな便なのです!

それこそ、家に帰って寝る間もないくらいの忙しさでした。

忙しいのは仕方がありませんが、夜中に長距離を走行する必要がありますので、眠気との戦いでもありました。

何時間も運転していると、睡魔に襲われることになります。

止まる時間がもったいないので、睡魔と戦いながら運転しているのですが、とにかく睡魔は強いのです。(笑)

そうなると、必死に睡魔と格闘しながら運転するしかありません。

でも、睡魔は粘り強いので、そう簡単に勝つことはできません。

そこで、寝ながら運転するという状態になることもあるのです。

ちょっと怖い話ですが、意識がもうろうとした状態で運転しているということです。

これは、ほとんどのトラックドライバーが日常的に経験していることです。

ただ、それが続けばさすがに危ないので、私は「もう限界だ!」と思う前にトラックを止めて、トラックから降りて眠気を覚ましました。

または、その場で仮眠することも多かったですね。

このタイミングを間違うと、えらいことになってしまいます。

私がその便を運転している時期に、同じ国道で夜中に民家に突っ込んだトラックもありました。

私が仕事をもらっている会社でも、会社まであと数百メートルというところで、田んぼに突っ込んだという話も聞きました。

「もうちょっとだ!何とか頑張ろう!」と必死に睡魔と戦っているうちに、寝てしまったんですね。

私も運転していただけに、そうなる気持ちは良くわかるのですが、「もうちょっと行けるだろう?」という安易な考えが事故につながります。

私は早めの休憩を心がけていたこともあって、多少は寝ながら運転していても大丈夫だったのです。(笑)

Comment(0)