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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

缶コーヒーで積み込みが早くなった?

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大阪で荷物を積み込む時は、別の場所で何時間も待たされることになってしまいました。

でも、それもわずかの間で、すぐに待ち時間が短くなるようになったのです。

その理由を聞くと、今日の出荷分を今日作っていたのでは遅いので、前日にある程度作っておいて、当日分を少なくしたということです。

こうすることによって、当日の製造時間が早くなり、待ち時間が短くなったのです。

普通に考えれば当たり前のことですが、その当たり前のことを、私が行くようになってすぐにやり出したということです。

これで待ち時間は短くなったのですが、それでも待たされることがありました。

おそらく、前日に作る分が不足していたり、何かのトラブルや追加発注などで、当日分が遅くなるのでしょう。

前日に全部作っておけばいいだけの話ですが、そこまではできていなかったようです。

でも、最初よりは短い待ち時間ですので、まだマシです。

ある日、待ち時間の合間に外の作業員の方にコーヒーを買って持って行きました。

いつも5人くらいが外でリフトなどの作業をしていましたので、自動販売機で缶コーヒーを5本くらい買って差し入れに行ったのです。

私には良くしてくれていると思っていましたので、ほんの少しのお礼の気持ちです。

その気持ちが伝わったのか、たかが缶コーヒーなのに、皆さんとても喜んでくれました。

その日は、いつもよりも気持ち良く積み込みをすることができましたね。

その二日後に行った時のことです。

なぜか、いつもよりも待ち時間が短くて、スピーディーに積み込みが終わりました。

「こんな日が続けばいいな~」とは思いましたが、ただの偶然だと思っていましたので、特に期待することはありませんでした。

ところが、次もその次も、以前より早く積み込みができたのです。

早く積み込みができるということは、リフトマンが準備してくれていて、スムーズに積み込みをしてくれるということです。

その後も、以前より早く積み込みができることが続きました。

当然ながら、リフトマンの方たちとも仲良くなり、気持ち良く積み込みをしていました。

コーヒーを差し入れてからそうなったのですが、それが理由かどうかはわかりません。

ただ、それをきっかけにして何らかの気持ちが伝わり、より早くしてくれるようになったような気がします。

裏表がない行動は、気持ちが伝わるということですね。

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