オルタナティブ・ブログ > 事業のヒント >

事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

営業手数料23%の意味

»
形だけの軽貨物運送をやり出して、ある程度の実績ができましたので、請負先を変えてもらうことにしました。

それには、いろんな理由がありましたが、このままでは自分の成長がないし、何も変わらないと思ったからです。

私はきっちり仕事をして実績を上げていたので、親会社もすんなりと話を受け入れてくれて、請負先を変えてもらうことが決まりました。

ただ、すぐに変えるわけには行きませんし、今のドライバーの後継ぎと受け入れ先を探すのに、それなりの日にちがかかります。

それは当たり前の話ですので、準備を進めてもらうことにしました。

自分で営業をして仕事を探さなくていい代わりに、手数料として売上の23%を取られるのですが、こんなときはメリットがあると感じましたね。

変えてもらう手数料はいりませんので、任せておけば、継ぎ目なく仕事があることになります。

これならば、23%を払うのも納得かも知れません。

次々にいろんな会社の仕事をするには、とてもいいかも知れませんね。

逆にいえば、同じ会社でずっと同じ仕事をしているだけならば、23%の手数料は高いということになります。

最初はメリットがあったとしても、ずっとその会社の仕事を請け負うのであれば、手数料を払うメリットはありません。

その仕事がなくなったら、次の仕事をすぐに紹介してもらえることから、保険のように考えることもできますが、23%の保険料は高すぎますね。

確か、仕事を始める前の話では、手数料は保険と考えることができるという説明があったことを思い出しました。

そう考えれば、手数料を支払う意味があると思ってしまいますので、うまいこと表現するものですね!?

私の後釜のドライバーは、割とすぐに決まりましたので、仕事を引き継ぐために、地図を作ることにしました。

いい加減な地図では意味がありませんので、それを見れば、誰でも行けるという地図を作ったと思います。

そして、何日間か一緒に回って、仕事を教えていきます。

その人は、私と同年代だったため、話はしやすかったのですが、何か複雑な心境にもなっていました。

私が辞める仕事に入ってもらうという抵抗があったのですが、合うか合わないかは人それぞれですし、仕事に対する考えもいろいろです。

次のことも考えたり、いろいろ複雑な心境でしたが、とにかく確実に引き継ぐことに専念しました。

そうしているうちに、次の仕事が決まりそうになりました。

そこで思い出したのですが、どうも納得できないこともありました。

時間が逆転しますが、次回はその話を書きたいと思います。

Comment(0)