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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

仕事が多いのに売上が同じ!?

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軽貨物運送を始めることになり、親会社と契約して軽トラックが納品されてきました。家の駐車場にある軽トラを見ながら、「会社を辞めて、これで正解だったのだろうか?」と考えていたことを覚えています。

でも、大企業にいる時でも、ほとんどトラックやバンに乗って現場作業をしていましたので、すぐに吹っ切れたと思います。

最初に紹介されたというか配属になった会社は、月額40万円の固定売上でした。勤務時間や出勤日数に関係なく、40万円が私の売上となって、元会社に入るのです。

そこから営業手数料が23%ですので、9万円ちょっと引かれることになります。そして、軽トラのローンで5万円。さらに、保険料があったと思いますので、合計で15万円ほど引かれることになります。

ということは、私の手元に入ってくる現金は25万円になります。現金が25万円入っても、そこから保険や税金を支払いますので、手元に残るのは20万もない計算になってしまいます。

サラリーマン時代は、それくらいの手取りがあったと思います。同じ現金でも、雲泥の差があることは言うまでもありません。さらに、最後の1年くらいは、業務改善提案で月に数万円から多い時は10万円以上稼いでいましたので、収入は半減以下になったと言えますね。

あ、サラリーマン時代の話にも、ビジネスのヒントがあるかも知れません!?

私は、何万人もいる社員のうちで、トップクラスの改善提案を出していましたので、これは何かとヒントがありますね!また次の機会に書きたいと思います。

収入だけを見れば減ったのは間違いありませんが、自分が選んだ道ですし、ちょっと前は収入がさらになかったことを考えると、収入以外の条件は良くなったと言えます。

当時は、自然とそういった考えになっていましたので、かなりプラス思考だったといえます。まあ、そうじゃなかったら、黙ってサラリーマンをやっていたと思いますが。

その会社には、すでに二人が同じ仕事をしていましたので、私も同じ仕事をするのだろうと思っていました。

しかし、私の仕事は全く別で、拘束時間も走行距離も明らかに多かったのです!

それなのに、二人と同じ40万円という金額は割に合いません。そこで、元会社に言って、明らかにおかしいので交渉してもらうように言いました。

こういう点は善し悪しですね。自分で言った方が早いのに、そういった話をしてはいけないことになっていたのです。契約に絡む話は、元会社の営業が話をしなければならないのです。

自分で言いたいのを抑えて、営業の話の結果を待ちました。

この結果は、売上をアップすることはできないということでした。私としては営業マンに言うしかありませんので、言うだけのことは言ったと思います。

詳しい話は覚えていませんが、適当に丸め込まれた感じになり、とりあえずやってくれということだったと思います。

ダメなものはしょうがないので、納得いかないままその仕事をスタートすることにしました。

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