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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

車を定価で買う?

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「月商70万円以上可能!」に加えて、営業をする必要がないという魅力の手数料は、売上の23%です。自分で営業ができない以上は、これくらいは仕方がないと思っていました。

それに加えて引っかかったのは、新品の軽トラを定価で購入しなければならないということです。

しかも、専用の箱を架装する必要がありますので、それに何十万円かかかるのです。その合計は179万円だったことをはっきりと覚えています。さらに、全額ローンを組みますので、支払総額は230万円くらいになるのです。

「どこの世界に車を定価で購入するところがあるんだ?」と思ったのですが、それが条件ということでした。

中古の軽トラに架装してもらえば、数十万円ですむはずです。それが、普通車を買うような金額ですから、ちょっとびっくりですよね!?

売上の23%に加えて、ローンが月々5万円ですから、毎月これだけの金額が差し引かれるのはかなり痛いです。

かなり悩みましたが、友人もやる気になっていましたし、これ以外に確実に収入になる仕事がなかったので、やる方向で考えることにしました。

どれくらい考えたのかは覚えていませんが、結論を出すのは早かったと思います。ケツに火が付きかけている状態でしたので、余裕がなかっただけですが。(笑)

当時は、大企業のサラリーマンを辞めて、右も左もわからない状態でした。「右も左もわからない状態」とはよく使いますが、まさにこんな状態でしたね。

大企業での仕事は、大きな物体の小さな歯車のひとつにすぎなかったことを実感していました。本当に世間知らずという状態でした。

そんな状態ですので、自分では判断できなかったというのが正直なところです。そこで、年齢もキャリアも上の友人がやるのならば、決して悪くはないだろうと判断したのです。

そして、やる意思を伝える前後に、営業所の所長と話をしました。これがまた、よくしゃべるおっさんだったので、ほとんどの話を聞き流していたのですが、また気になる点が出てきました。

それは、軽トラを使わない仕事もあるということです。

軽トラを買って軽トラを使わない?何じゃそりゃ!?

しかし、軽トラを定価で買うのは、ちょっと考えられませんよね・・・。買うといっても、ディーラーで買うわけではなく、その会社から買うわけです。それだけで、その会社は数十万円の利益になっていたのでしょうね。

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