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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

意識してイメージするのは?

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いきなり大型免許の試験を受けに行ったものの、どうにもならないと感じたので、1時間だけ自動車教習所で教えてもらいました。それ以外には、一冊の本と軽自動車でのイメージトレーニングだけという状態です。

この1時間の教習は、私にとって大きな自信になりましたので、2回目は、ある程度の自信を持って試験に臨むことができました。

その結果は、何とか完走できました。横の教官は多くのチェックをしていましたので、不合格なのは途中でわかりました。でも、完走できたことは大きかったですね。

そして、3回目は2回目よりも手応えはありました。「ひょっとしたら合格か?」と思ったのですが、残念ながら不合格でした。

でも、さらに大きな手応えを感じました。「次は行けるぞ!」と強く感じたのです。

その要因のひとつは、コースを楽々とクリアしていたからです。S字もクランクも縦列駐車も、2回目も3回目の試験も、全部一発で決まっていました。

確か、おもしろいように決まるので、楽しかったという記憶があります。バーに当てたり切り返しをする人も多い中、ベテランのようにスカッと決まっていたのです。

これも、その本のおかげですね。善し悪しは別にして、その本に書いてある通りに運転したら、きれいにその通りになっただけのことです。(笑)

そして、4回目の試験です。この日は、「絶対に合格できる!」という自信がありました。そして、自信満々で試験に臨んだのです。

コースでは、完璧な走行ができました。横に乗っている教官は、一回もチェックすることがありませんでした。終わった直後には、教官から注意事項を言われるのですが、一言も言われませんでした。

こうして、4回の試験で大型免許を取得することができたのです。金額にして1万円もかからなかったと思います。

ここで得たことは、心の底から「この通りになる!」と思ったら、実際にその通りになるということです。無理やりイメージするのではなく、自然とそう思えることですね。

無理やりイメージするということは、そうならないことがわかっているから、意識してイメージする必要があるのです。その結果は、イメージ通りにはなりません。

自然とそう思えるということは、その通りになるしかないということですね。

そして、一冊の本を熟読したことも重要な要因です。

こういった場合は、何冊かの参考書などを買って、多くの知識を得ようと思うはずです。しかし、参考書をたくさん買うと、それだけで勉強した気になってしまうものです。

そうではなく、これと思った一冊を暗記するほど熟読するということです。それは、たくさんの本を適当に読んで、多くの知識を身に付けた気になっているよりも、はるかに大きな力となるのです。

大型免許の試験は、大型免許以上に大型の経験をすることができました。

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