ブロガー執筆書籍紹介 クラウドコンピューティングの幻想
オルタナティブ・ブロガーの執筆書籍をご案内する本シリーズ、
第22回は「"エリック松永の道場破り"」のエリック松永さんが執筆された「クラウドコンピューティングの幻想」です。
クラウドコンピューティングの幻想
著 者:エリック・松永
出版社:技術評論社
発売日:2009/3/19
価 格:¥1,554(税込)
購入する Amazon
-----------------------------------------------------------
概 要
IT業界の新たなトレンドとされる「クラウドコンピューティング」は、インターネットを活用した一見バラ色のすばらしい技術革新に見えますが、たくさんの問題点をはらんでいます。システムインテグレータの立場、ITコンサルタントの立場から、「クラウドコンピューティング」を検証する1冊です。
目 次
第1章 クラウドコンピューティングの迷走
第2章 企業向けクラウドコンピューティングは何も始まっていない
第3章 クラウドコンピューティングを支える技術と意味
第4章 クラウドコンピューティングの未来を占う注目企業の戦略
第5章 クラウドコンピューティングをリードする注目企業の戦略
第6章 クラウドコンピューティング時代に遭遇する既存大手システムインテグレータの危機
第7章 クラウドコンピューティングの幻想からの脱却
著者プロフィール
青山学院大学大学院国際政治経済学研究科(修士)修了。
19世紀米国の二大発明家グラハム・ベルに起源を持つ米国最大の通信会社AT&Tにて、グローバルネットワークを軸にした戦略コンサルタントとして活躍。
アクセンチュア(当時Andersen Consulting)にて、通信分野を柱に、メディア&エンターテイメントグループを立ちあげ、コンサルティングをグローバルレベルで展開。
現在、所属不明、なぞの経営コンサルタントとしてあちらこちらに出現。ユビキタス・コンサルタントと呼ばれる。
-----------------------------------------------------------
書評・レビュー
Amazonレビュー
ブログ
「クラウドコンピューティングの幻想」(Turtle日記 Annex)
オルタナティブ・ブログ
クラウドの本を7冊読みくらべしてみました(『ビジネス2.0』の視点)
※ 本著について書評を書かれた方がいらっしゃいましたら、トラックバックいただけると幸いです
-----------------------------------------------------------
関連リンク
クラウドコンピューティングの幻想から目覚めよ(ITmedia エンタープライズ)
エリック松永の次世代エンジニア道場(ZDNet Japan)
エリック松永の英語道場(ZDNet Japan)
-----------------------------------------------------------
クラウド万歳!(といいつつ、いかに「クラウド」という言葉に食い込んで商売すべきか)な昨今のIT業界に対して警告を発するエリックさんは、実はクラウドに最も期待しているひとり。
クラウドコンピューティングを一時的なブームにしないために、あえて刺激的なタイトルや章立てにしたんだと思います。
だって、エリックさんて そういう人ですもの。
-----------------------------------------------------------
オマケ
豪華なサインをいただきました。
似顔絵(誰の?)つき。
エリックさんが大好きな「BIG MAC」も書かれています。
絵、うまいなぁ。
# ちなみに、エリックさんの妹さんはプロのイラストレーターです