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モバイルを使い始めて30年の筆者が活用しているモバイル機器、モバイルシーンを紹介していきます。スマートフォン、ノートパソコン、PDA、携帯電話に加え、様々なネットサービス(ソーシャル、クラウド、レンタルサーバーなど)、周辺機器(Bluetoothヘッドセット、Bluetoothキーボード)との連動をご紹介します。

テザリング機能も優秀なiPhone(第19回)

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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

スマートフォンを複数台併用しているモバイラーですが、一番長く愛用しているのが、iPhone 4のSIMフリー版です。2010年の7月に発売されていますので、使い始めて2年になります。SIMフリー版を使っている理由としては、仕事場がドコモ以外の電波が入りにくい、という環境のため、ドコモのSIMを入れて使いたいためSIMフリー版にしています。

このSIMフリー版に、ドコモのXi対応のSIMや、ドコモのMVNOであるIIJmioのSIMを挿して利用していますが、キャリアサービスのメールやコンテンツサービスが使えないことを除けば、電話、インターネット端末としては通常通り使えています。

SIMフリー版を使うときの注意としては、自分でAPN情報をSIMに合わせて設定を行う必要があることぐらいでしょうか。定額サービスで利用できるAPNを事前に調べておく必要があります。あとは、通常のiPhoneと同じように、Apple IDを利用すれば、AppStoreやiTunes Storeも利用でき、Gmail、DropBox、Exchage、Evernoteといったクラウドサービスも利用ができます。

SIMフリー版iPhoneのメリットとして挙げられるのがテザリング機能です。日本のiPhoneはテザリング機能が使えないようになっていますが、SIMフリー版では「インターネット共有」という機能として使えるようになっています。iPhoneをルーターとして、無線LAN、Bluetooth、USBからインターネットに繋ぐことが可能です。

テザリングを利用する場合は、通信料の上限金額が変わるかどうかを確認しておくことも重要です。ちなみに、ドコモのXiの定額プランや、IIJmioに関しては、スマートフォンで使っても、テザリングで使っても、同じ上限金額となるため安心して利用ができます。

iPhoneのテザリング機能ですが、使いやすく工夫されています。テザリングで接続されると、待ち受け画面やホーム画面の上部に青いバーが表示され「1台接続中」という表示がでます。テザリングで繋がっているかどうか、簡単に判断することができます。また接続中も安定して接続でき、さらに一定時間使わないとテザリングがオフになるため、繋ぎっぱなしでバッテリーを消費する、という事象も起きません。

MacBook AirでiPhoneのテザリング機能を利用する場合、MacBook AirとiPhone間でiTunesでデータ同期も行っていますので、お互いを補完し合う良い関係に感じることができます。

次期iPhoneでは、日本のiPhoneでも、リーズナブルな金額で、テザリング機能が使えるようになるといいなあ、と思っています。

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