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Word Press 3.5を触ってみた感想

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Word Press 3.5の付属テンプレート Twenty Twelveがレスポンシブになっています。

Wordpress35responsivetemplate

ブラウザーの幅を狭くした時の画像です。Localhostでテストしています。

Joomla3.0もそうですが、ホームページシステムの流れは確実にレスポンシブでスマートフォンやタブレット対応に向かっていますね。

Word Press 3.5は基本のアーキテクチャーがまだBlog中心ですが、CMSに近づいてきています。

ただ、Joomla CMSを長年使っている目から見るとWord Pressは細かなカスタマイズをしなければ法人向けサイトに簡単には変身しないみたいです。この辺は、Word Pressに詳しいウエブデザイナーの出番ですね。

Joomla CMSは、最初から法人向けサイトや情報発信ポータルサイト向けに開発されていますのでウエブデザイナーでない方でもJoomlaのシステム操作を学習(習得するには時間がかかりますが)すれば出来てしまいます。

Joomlaは、基本的にHTMLコードを出来るだけ触らないでシステム操作だけでサイト構築を完成させるというコンセプトで開発されていますのでその点(学習時間の問題を除いてサイト運営の面のみを取れば)一般人向けではないかと思います。

Joomlaの難しさは、Word Pressと比較して多機能であるため複雑に成っている点です。これは、出来るだけHTMLコードを触らせないでシステム操作だけでウエブデザイナーが行う大部分の作業が出来るようにするためです。

やはり、

Word Pressは個人がブログで情報発信する用途中心で気楽に始められるような印象を受けます。法人用途にするには、ウエブデザイナーさんに依頼してHTMLコードを直接編集して必要なプラグインを導入して体裁を整える必要があると思います。

ブログ中心の法人サイトであれば、Word Pressが良いのではないでしょうか。

一方、Joomlaは多目的汎用CMSですので個人から法人まで幅広く活用出来ますが、個人が使う簡単なホームページシステムではないかもしれません。多機能で複雑な仕組みを持っていますので分からないこと、トラブル、システム保守などの面で専門家の手助けが必要になるからです。

その意味合いでWord Pressは個人向けサイトとして入りやすい。Joomlaは法人向けサイトとして入りやすいという感じがします。

Word Press 3.5は、基本的に今までの操作ユーザーインターフェースを維持していますので極端に変わったという印象はありません。Joomla3.0は2.5と比較してユーザーインターフェースが大部分変わってきています。その点、戸惑うユーザーもいると思います。

Joomlaは、これから色々と欠けている機能の追加や管理画面のユーザーインターフェースの改善などでバージョンアップを続けていきます。

Joomlaの今後のリリーススケジュールはこちらのページを参照。

それでは、皆さん、良いお年をお迎え下さい。

Goyat LLC 吉田

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