こんな事も出来るJoomla 1.7 CMSホームページシステム
情報ポータルサイトを複数人で運営している会社は、それぞれの担当ごとに使える機能を制限したいと思っている。しかし、自由自在に担当者の権限を設定できない場合が多いのが現状である。
Joomla 1.7では、この問題を解決できるACL(アクセス・コントロール・リスト)機能を標準で搭載している。ACL機能は、ユーザー別にアクセス制限を設定する機能である。サイト情報だけでなく、サイト管理でも使えるため担当者の役割に応じた機能制限が自由に設定できる。
Joomla 1.7には、ディフォルトでサイト管理ユーザーの権限設定がされている。例えば、Super User(最高管理者)、Administrator(システム管理者)、Manager(サイト管理者)の3ユーザーがある。それぞれシステムに触れる範囲が違う。通常のCMSホームページシステムでは、ユーザー権限が固定の場合が多い。Joomla 1.7では、お好みで自由にユーザー権限を設定できる。
例えば、新しいサイト管理者(メディア担当)を作成してメディア機能だけしか使えないよう管理画面を設定できる。画面イメージとしてはこんな感じである。
Manager(サイト管理者)ページ作成、編集、メディア管理などの機能だけ使える
メディア担当:画像、PDF、Excel、Word、PowerPointなどのメディア管理機能だけ使える
一見簡単なように見えるのであるが、ACL設定はJoomlaサイト構築に慣れている人でないとACLの迷路に入ってしまいもとに戻せなくなるリスクがある。最悪、サイトを潰すことになる。それゆえ、Joomla 1.7のACL機能は、初心者向きではない。
ACL機能は、大規模サイトや多くの組織を持つ大企業サイトで利用されるので一般のコーポレートサイトでは特別な理由がない限り必要ない機能でもある。
ACL機能がJoomla 1.7に搭載されたことで中小企業向けサイトから大企業・大規模サイト向けにJoomla CMSが採用される機会が増えるだろう。
Goyat LLCでは、ACL設定ができない会社やユーザーに対してACL設定サービスを提供している。