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大事なものは目蓋の裏

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半年ぶりぐらいに外で映画見た。いまさらながらの「容疑者 室井慎次」「チャーリーとチョコレート工場」。お台場のメディアージュはカップルが多すぎ。で、「容疑者 室井慎次」のほう、長回しのシーンを好む自分には空気感が伝わるような柳葉氏の演技はハマるのだが、どうも全体的に演技があざとい気がした。作中、新宿3丁目あたりのシーンで、背景にイトーヨーカドーがわざとらしく映って、「ハァ?」って感じ。新宿にイトーヨーカドー? いったいなぜ? どうして? って感じでセンスなさすぎだろう。八島氏がうっかりゲロってしまうあたり、無茶な設定というかあこぎすぎるというか。柳葉敏郎と八嶋智人はいい俳優だけにちょっともったいない気がした映画。

 「チャーリーとチョコレート工場」のほうは、ロアルド・ダールの世界的ロングセラー 「チョコレート工場の秘密」 を映画化したもので、今回が2回目の映画化となる(1回目は1970年代だったか)。原作をもっと早く読んでおけばよかったと後悔してもしきれない作品だった。「2001年:宇宙への旅」 のパクリでしょ? と思わせるスタートからしてナチュラルに楽しいんだけど、それ以上にウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ) が「時計仕掛けのオレンジ」並みにイカしていて彼に釘付けになった感がある。ウンパ・ルンパとか、5人の子供とか、もうムハーって感じだった。ウンパ・ルンパダンスは3回目くらいで若干眠くなったが、原作を読んでみたいと思った。ジョニー・デップとティム・バートンにはこれといった思い入れもないのだけど、こんな快い気分にさせてくれるなら続編も期待しちゃうよ。

来週はSHINOBIを見たいところ。

 

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チョコレート工場の秘密
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