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デジタルコンテンツ流通の潮流を見据えて

旧聞ながら、Steve JobsとJeff Bezosの仮想対談

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AppleのSteve Jobsが療養のために長期休暇に入っているのは、大変寂しい思いがする。Appleのコンファレンスも今年からはSteveに代わってほかの役員が行っているが、その役者不足の点はなんとも覆いがたいものがある。彼が今後元気になって復活してくれるかは神のみぞ知るところだが、これまでの彼の目覚ましい働きはこれからの業界でも語りぐさになるに違いない。

そのSteveがAmazonのKindleについてAmazonのJeff Bezosと対談した大変面白い記事がある。今年の2月にCNET USのReviewに載った話だ。対談とは言っても実際の話ではなく、あくまでも空想の話だ。全文を紹介することはできないのでぜひ、電子書籍端末やAppleやAmazonの動きに興味のある方はご覧になって欲しい。英文だが簡単な会話なので難しくないし、笑えること間違いない。特に今回AmazonがKindle DXを出した後、Appleが次に出すであろう大型iPodもしくはiPadがいよいよ真実味を帯びて来た今となっては益々興味深いものがある。

Steve Jobs meets the Kindle 2009-2-5 CNET

2007年11月某日、SteveはJeffからKindleを見せられて、そんなもの売れるわけがないと一蹴するのだが、その言い方が彼らしいのと、いかにも本心を隠している感じがいかにもで本当の記事かと一瞬思ってしまう。「そもそもアメリカ人の40%は去年1冊も本を読んでいないんだ」「最低のデザインだし、ボタンが多すぎる、エレガントじゃない」「誰がそんなものに400ドルも払うと思っているんだ」といった辛辣なコメントが続く。

面白いのは、Steveに読書端末なんて市場が小さすぎると言われて, Jeffが "You have 5 percent of the PC market. I'm looking at the 5 percent of people who read a lot. How's that any different?" と切り返すところだ。これにはさすがのSteveも黙ってしまう。会談のクライマックスはこう続く、

Bezos: Think about it. "The Apple Reader powered by Amazon."
Jobs: How 'bout "The Apple Reader powered by Apple?"
Bezos: People don't read books.
Jobs: Until I make it cool to read 'em.

特に最後のJobsの発言は最近のApple周辺の噂を知っている今となっては大変興味深いものがあるAmazonはiPhoneやiPod TouchでKindle用のデジタルブックが読めるソフトをApp Storeで配り始めたし、大型のiPod TouchやNetbookに対抗するMacBookのTouch Panel版であったり様々な噂や憶測が業界を流れている。Appleの本社に大量の本が運び込まれて来るべきMacBook Readerのためのデジタル化が進んでいるとか、まことしやかに語られている。

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