20年が50Gバイト

　とりあえず、家の中で見えるところにあるCDを片っ端からリッピングして、iPod Photoに入れてみた。途中で容量が大きくなりすぎることが判明、ビットレートを当初の半分に落とし、96Kbpsに再変換した。結局、約50Gバイトが17204曲で埋まった。
　最初のCDが発売されたのは1982年だが、個人的に、LPレコードを買うのをやめ、CDに移行したのは1985年のことだった。最初に買ったCDがどれか、忘れてしまったのはくやしいけれど、約20年分の音楽遍歴が手のひらに収まるデバイスに入ってしまったことに、ちょっとした目眩を感じた。
　これを全曲シャッフルすると楽しいのだ。買ったことさえ忘れているような曲がヘッドフォンから流れてきて、iPodのディスプレイを見ると、曲名やアーティスト名、ジャケット写真が表示されている。気分は15年前だか、20年前だかにトリップ。この状態から、その曲の収録されたアルバム再生に切り替えられるようになっていればいいのになと思う。

　とまあ、ひょんなことからブログを始めることになった。こんな感じで、普段の生活の中の心象風景を取り上げながら、デジタルについて考えていくことにしたい。最初から気負うと続かない。だから淡泊に…。どうかご愛読を。