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ある時はコンピュータの製品企画担当者、またある時は?

出張時の買い物リスト

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どこかに遠出する際にはオフィスの同僚のためになるべく土産、とはいってもちょっとした菓子折りを買うことにしている。皆には不在の穴を埋めてもらっているし、会社からもわずかながら手当ても出るので、ささやかな気遣いのつもりである。

何を買うか迷うことも多いので、ある程度買うものを最初から決めておく。甘党であることもあり、僕は菓子にはこだわる方である。大阪の場合まず探すのは、「うす露」という「きんつば」の親戚みたいな菓子である。「きんつば」同様に粒餡を四角くまとめ、周囲を小麦粉ではなく氷砂糖(みたいなもの)で薄く固めている。ある程度まとまった数を買っても、箱が割りと小振りなので荷物にならなくて済む。甘過ぎず上品な味わいなので、会社でも評判が良い。

名前を思い出せないのが、波を打った2枚の薄い瓦せんべいのようなものでクリームをサンドイッチにした菓子も僕の「お買い物リスト」の上位に入っている。これにはいくつか類似品があるのだが、たまにしか買わないせいもあって、どれが本家のブランドなのか、味も大差ないので違いがわからない。

ついでながら名古屋出張時の買い物リストについては、本来は木曽土産なのだと思うが、今の季節だと何と言っても「栗きんとん」だろう。秋口のみの季節限定菓子である。栗だけを素材にして作った饅頭のようなもので、ほくほくした栗の風味が大変に良い。これも類似品がいくつかあるが、味わいは似たようなものだ。そしてもう少し寒くなれば、菓子ではないけど家庭向けには山本屋の味噌煮込みうどんかな。やたらに歯ごたえのあるうどんを非常にコクのある汁で煮込むのである。土産用に3食2,500円くらいと少々根が張るが、何度か買って帰ったことがある。賞味期限が短く帰宅後の献立に影響があるので、事前に妻に購入を予告しておかないといけない。自分でまず試すのであれば、名古屋駅地下街にも店が出ているので食べられる。昼時に行くと結構行列ができていたりするので、時間的に余裕のある時でないといけないのが少々難である。季節を問わずということならば、納屋橋まんじゅうがうまい。酒粕(かな?)の香りと若干の酸味を醸し出す皮と中の餡との組み合わせが絶妙である。

会社は菓子類であるが、大阪に行くと妻からはしば漬けを頼まれる。新大阪駅でもちゃんと京都の漬物を売っている。僕は漬物があまり好きではないしよくわからないので適当に買って帰ったら、「違う」のだそうだ。しば漬けの王道は、胡瓜であってナスではないらしい。確かに買う時に、胡瓜とナスのどちらを買うべきか迷ったのは事実であるが、売りに出されている品数が多かったのはナスの方だった。その後うるさく言われたので「正しい」しば漬けを買うようにしているのであるが、「しば漬けの王道は胡瓜」という説はどうも怪しくて仕方が無い。

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