個人のチャレンジを応援してくれる会社
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*可愛い部下にプレゼントもらいました・・!
今回、JWLIのボストン研修に参加すると、会社を1か月休むことになります。
正直なところ会社に相談する前は、やっぱり行かせてくれないかも、と思って、こんな想像をしていました。
静かな応接室に通されると、白髪の役員が黒いソファにゆったりと座っていた。一目でわかる美しい生地で仕立てたスーツが、役員の威厳を引き立てている。静かに微笑みながら着席を促され、私は背筋を伸ばしたまま、柔らかいソファに腰をかけた。
役員はゆっくりと低い声で話し始める。
「山田クン。今回はちょっと、あきらめてくれないかね。キミのような事例を認め始めると、他の管理職に示しがつかないじゃないか。こちらの事情も理解してくれないかね?」
カランカランと、秘書が運んできた麦茶の氷が音をたてながらゆっくりと溶けていく。
注:オプトは若い会社なので、白髪のダンディ役員は存在しません
こんなシーンを帰宅途中の電車の中で想像し、やっぱりダメかなぁと。
というのは半分冗談ですが、現実は反対するどころか、直属の上司と社長は二つ返事で応援してくれたのです。「チャレンジは応援したい信条だから」とメッセージをくれた役員もいました。部会ではメンバーが拍手して送りだしてくれ、全社集会では緊張しながら話す私の話をみんなが温かく聞いてくれた。
なんて、ラッキーな環境にいるんだと思いました。
思えば、オプトにはそういう個人的な活動をしている人が多いのです。世界一周の団体の代表をやっているメンバーもいて、彼らはイベントのために、有休をとったりします。休み明けには、上司が「どうだった?1000人集まったの??すごいじゃない、おめでとう!」と祝福します。
ネットができて、SNSができて、その人の実力次第でどうにでも大きな話に変えることができる世の中になりました。今まで小さなコミュニティで楽しんでいた、週末の趣味程度だったことも、活動次第では大きく広げることができる。個人が活躍できる世界になったのです。そういう世界になると、個人的にさまざまな場面で活躍しはじめ、優秀な人ほど、外部の個人的な活動が活発になります。
それを止める会社は、きっと人が集まらなくなるのだろうと思います。逆に、両立できる会社は優秀な社員が集まるだけでなく、もっと頑張って働きたくなる。こういういい循環が生まれてくるという副産物もあるのではないかと思います。
パタゴニアでは、社員はたとえ仕事中でもサーフィンしに行っていいという考え方で、中には2か月登山にいくために会社を休んだりするとのこと。この働き方をはじめて聞いた数年前は「へー、アウトドア好きな人を雇うのって、ここまで環境整えないといけないんだ。大変だなぁ」くらいにしか思っていませんでした。が、今考えるとずいぶん進んだ会社なんだなぁと思いました。1か月のボストン研修だって、登山と何ら変わりない。
とはいえ、会社として応援するかどうかは、業務内容とどれだけ近しいかが応援できるか否かのポイントになってくるでしょう。この範囲だったら、会社も応援するという線引きが、会社にとっても被雇用者にとっても重要になってくるのではないでしょうか。
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