日本のデジタル産業基盤整備の状況と、欧米や中国のデジタル産業基盤
経済産業省は2022年6月2日、第一回「デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会」を開催しました。
今回はこの中から、日本におけるデジタル・産業基盤整備の状況と欧米、中国のデジタル・産業基盤の関連イニシアチブについてとりあげたいと思います。
日本におけるデジタル・産業基盤整備の状況は、日本において、Data-EX、SIPなど産業横断的取組が開始されているものの、国内外を含めた普及・拡大の課題も存在しています。
出典：経済産業省 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2022.6
日本におけるデータ・産業基盤整備の取組では、内閣府SIPで個別機能開発を行いつつ、Data-Exが運用に必要なルールを整備しています。
出典：経済産業省 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2022.6
産業別の取組は、SC効率化や規制対応を対象としたユースケースが主体となっています。
出典：経済産業省 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2022.6
デジタル産業基盤の関連イニシアチブ（欧州）では、欧州はデータ経済の主導件を握るため、域内のデータ単一市場の構築を目指し、データアクセスに関する域内統一のルール・基盤の整備を進めています。
出典：経済産業省 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2022.6
デジタル産業基盤の関連イニシアチブ（米国）では、米国では民間企業の自由な経済活動を優先し、データ集積・利用に対する政策的な関与は限定的となています。
出典：経済産業省 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2022.6
デジタル・産業基盤の関連イニシアチブ（中国）では、民間企業・PFerの成長・データ集積を支援する一方で、政府によるデータ統制、越境移転の規制を強める動きが強化されています。
出典：経済産業省 デジタル時代のグローバルサプライチェーン高度化研究会 2022.6