雇われない働き方促進で台頭するルビオ共和党大統領候補
米国共和党大統領候補 マルコ・ルビオさんの 選挙演説の一コマです・・・・
支持率トップのドナルド・トランプ氏を脅かす その人気の秘密は・・・・・・・
・・・・・・・ さあさあ・・お立合い・・・
私の母はキューバ移民だった・・・・ホテルのメイドや家庭のメイドで生計を立てていたんだよ・・・
あの時代に清掃サービスのHANDYがあれば、フリーランスやミニ企業家として母はもっと早く
アメリカンドリームに成功したのに・・・（涙）
雇われない働き方、ミニ企業家への州政府や連邦政府の規制に断固反対しています・・・・
＜出所 ビジネスインサイダー＞
一方の民主党ヒラリー・クリントンさんは・・・・・
確かにイノベーションだけど・・・正規雇用を脅かすわ・・・・何らかの規制が必要よ！！
組合を意識しています・・・・
でも民主党は アルゴアさん以来・・・ICT革命を全面支持だったのでは・・・
＜出所 Wiki＞
米国の２０１６年大統領選挙は共和党の側で変化が起き始めています。第二回の党内候補討論会を境にトップを走る実業家のドナルド・トランプ氏の人気が衰えはじめ、元ＨＰのカーリー・フィオリーナ候補とキューバ移民の政治家マルコ・ルビオ候補が急上昇しています。毒舌のトランプ氏は「ルビオは若造」「ルビオは汗臭い、労働者階級」などと非難し、ジョークでトランプ製の水をマルコ氏に送ったりしています。
そのマルコ議員急上昇の理由の一つがUberやAirbnb、ハンディ（HANDY）のようなオンデマンド経済への支持です。雇われない働き方＝フリーランスの働き方を支持している訳です。2008年のリーマンショック（米国では大不況と呼ぶ）以来、米国人は仕事を失い、パートタイムなどの職にしがみつく経験をしました。その中で台頭したのが、様々なパートの仕事を自由な時間で選べるフリーランス型の働き方です。これだと夫が失業する中、主婦でも働けます。シングルマザーでもお金が稼げます。従来の正規の仕事が見つからない中、様々な得意技（タクシーの運転、民宿、庭掃除、犬の散歩など）を活用して少しでもお金を稼ぐ工夫をアメリカ人たちは始めました。同時にスタートアップ企業のUberが始めたプラットフォーム型のサービスが大流行しています。
しかし、正規雇用か非正規かと言った議論、雇用制度を守れと叫ぶ州政府や民主党などの規制派の動きが雇われない働き方=フリーランスの様々な阻害要因になっています。例えば清掃のHandyに対しては幾つかの州が「社員でないなら制服は禁止せよ」とか「会社がフリーランスの研修を行うのは可笑しい、研修は社員に対して行うものだ」「会社が顧客のクレームに基づく推奨を行うのは可笑しい」などと言った内容です。マルコ議員はヒラリー・クリントン候補らが支持する一定の規制に対して断固反対の立場をとっています。これが人気の一つの理由でしょう。
■ 私の母なら清掃のHANDYをこよなく愛しただろう
マルコ議員はニューヨークのシビック・ホールで多くのIT関係者を前に、キューバからフロリダ州に移民してきた母親がメイドの仕事をしていた過去を涙ながらに話し、「私の母のアメリカンドリームは清掃や配管工、修理のHANDYのサービスがあれば、もっと早く実現しただろう」と述べています。
「２0世紀、キューバ移民の彼女がホテルのメイドをしていた頃には、スケジュールも自由にならず、賃金交渉もできず、私たち子どもと一緒にいる時間も自由にできなかった」「それでも彼女はアメリカンドリームを実現した」「HANDYのようなサービスはアメリカのイノベーションの成果だ」と述べています。
■ ICTは民主党の時代は終わった
面白いのは従来、情報スーパーハイウエーのクリントン政権、アルゴア副大統領以来、シリコンバレー型のイノベーションは米国民主党が支えてきました。その伝統をオバマ政権も引き継いでいます。しかし、ここに来てヒラリー・クリントン候補がオンデマンド経済に否定的な見解をのべる一方マルコ・ルビオ候補やジェブ・ブッシュ候補がオンデマンド経済を支持するなどなど、政治の潮目が変わったようです。IoT時代にはインターネットが社会の隅々まで浸透し、保守派の共和党候補も活用の意味を十分理解し始めています。（ところで 日本で安倍さんたちが このあたりを何時頃、深く理解するのでしょうか？）