それでも海外に出るのは大切だと思う
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アルジェリア人質事件で、10人の日本人の方が尊い命を落とされた。心からご冥福をお祈りいたします.....
この悲しいニュースを知った一方で、先日、仕事で一年の半分以上を海外のいろいろな国で過ごしておられるAさんとの会話を思い出した。
「トルコではね、日本人だというと、とたんに親切にしてくれるのですよ。なぜこんなに親切にしてくれるのか、現地の人に尋ねたのです。エルトゥールル号遭難事件で、和歌山県の人たちが必死で救済活動をしてくれた話が、今でもトルコの小学生の国語の教科書に出て来るらしいのです。」
1890年に和歌山沖で遭難した、オスマントルコ軍のエルトゥールル号。500人以上の犠牲者が出たと、ウィキペディアに載っている。
国と国との関係は、公的機関同士だけで築かれるのではなく、個人同士の草の根レベルでもしっかりと築いていくのが大事ですね、というのが、その時の会話の結論だった。でも、草の根レベルの関係は、どちらかの国の人が、あるいは両方が、自国を物理的に出ないと行なえない。バーチャルな関係だけでは、どうしても築けないものがある、と思うのですよ。
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