バングラデシュに学ぶ:草の根運動の大切さ
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明日の今頃には、オバマ大統領対ロムニー氏の勝負の結果は出ているのだろう。いやはや、電話攻勢は激しかった。確か四年前は、当時のオバマ候補からのメッセージ(もちろん録音だけれど)にうれしがったりしたけれど、今回ほど頻繁になると、うんざりというのが実感。
リーダーが誰になるかは、確かに今後のアメリカにとって重要なことなのだろうけれど、テレビで相手を攻撃するばかりのコマーシャルを流しまくる一方、自らの具体的な経済対策などにはほとんど触れない...そんな両陣営に失望を感じているのは、決して私一人ではないはず。
そんな時、エコノミスト誌が最近のバングラデシュの状況を紹介しているのを読んで、なんだか心が軽く なった。
乳児の死亡率は極端に少なくなり、それに伴って少子化は進んでいる。一方、女性の就学率は年々高まり、文盲率はどんどん下がっている。田舎の村でも工場ができ始め、人々は小額ながら自分の銀行口座を持ち、貯金をするようになった。
これらの変化は、立派なリーダーがいなくても起きている。草の根レベルの地道な活動の威力を改めて知らされた。
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