マリーアントワネットが愛した蒔絵
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中学時代に熱読したマンガは、もちろん「ベルサイユのばら」。
週刊の少女マンガを買うのは許してくれなかった母も、このコミック本だけは買うのを許してくれた。専用のカバンに入れて持ち歩いては、何度も何度も読み返したっけ。
波乱に富んだ人生を、ギロチンにかかるという最期で終えたマリー・アントワネット。遠い昔、遠く離れた国に住んだ、高貴な血筋の女性に、なぜこれほど心惹かれたのか、不思議だった。
その彼女が、日本の漆芸のファンで、蒔絵のコレクションを誇っていたと知った時、ただ自分が日本人だという理由だけで、彼女と何かつながりができたことがとてもうれしかった。
こちらのサイトによると、彼女の漆への愛着は、母親譲り。オーストリアの女帝だった母のマリア・テレジアは、日本の漆芸について「私にとってはダイヤモンドより大切なもの」といったそうな..... 至言であります。
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