季節を着る
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着物は、幼馴染のお母さんが譲ってくださった、絽の色無地。写真では良く見えないが、刺繍紋が施されている。
帯は、母の踊りの先輩からのいただきもの。麻の感触がすがすがしい。
夏にふさわしい素材に、涼を感じる色と柄。昔の人の豊かな季節感が、今の私にはとても新鮮に映る。もっとも、日中でも気温が30度を超えず、湿度も低いシアトルの夏だからこそ快適なのかも知れないが。
お茶のお稽古だけでなく季節を身にまとう楽しさを、こうして毎週味わえるのは、つくづくありがたい。同時に、今までの私の生活はとても偏っていたのではないかとも思う、のです。
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