オルタナティブ・ブログ > 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 >

元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

現状に不満を抱くよりも、思いっきり満足する方がいい

»

バイラル・マーケティング」や「紫の牛を売れ」の著者として日本でも良く知られているセス・ゴーディン。彼の今日のブログ記事にはとても共感してしまったので、皆さんにもここで紹介。

「今より少し良くなれば満足するのに」 という考え方は、自分の幸せのコントロールを他者の手に委ねてしまっているのと同じだ、と彼のブログは語る。

「もう少し良い大学に入れたのに」とか、「もう少しい良い会社に就職できたのに」とか思っていると、どうしても現状に対する不満が残る。それでは、その「もう少し良い大学」に見事受かったら満足できたのかというと、そうではない。その大学より「もう少し良い」ところに受かりたかったという気持ちがわいてくるに違いない。そして世のマーケティングは、まさにこの「もう少し良い...」というをいつまでも顧客に持たせようと、いたちごっこをさせる。

そうではなくて、現状にとことん満足することを、セスは勧める。現状を思う存分楽しみながら、そもそも生を受けた以上実現すべき大切な仕事を成し遂げたいと心を燃やすこと、を彼は説く。誠にそのとおりです。

Comment(2)