桜コンで熱いまなざしを浴びる
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噂には聞いていた、シアトルのアニメコンベンション「桜コン」。1998年に300人程度で始まったが、その数は年々増えて、去年の入場者は2万人近くになったとか。その桜コンで茶の湯のデモンストレーションをするため、週末ボランティアとして参加してきた。
会場には鮮やかなコスチュームに身を包んだ人達がいっぱい。私はアニメについてはトンと無知だが、とにかく、その衣装や化粧に並々ならぬ気合の入っているのはわかる。
私達East West Chanoyu Centerのボランティアは、会場の一部屋で、お茶のデモンストレーションを行った。
まず、Tim Olson先生が、茶の湯についての大まかな説明。聴衆は、衣装にそぐわない、熱心で真剣なまなざしで先生の話に聴き入っている。
続いて、舞台に3畳の茶室をしつらえ、花茶箱点前のデモンストレーション。
集まった人たちにとっては、本物の着物姿をじかに見られるのが、何よりもの収穫だったようだ。きっかけはアニメでもマンガでもいい。こうして若い人たちが日本文化に興味を持ってくれるのは、うれしい限り、です。
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