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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

Amazonには慈善事業への貢献が欠けている?

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3月31日付けのシアトルタイムスの記事を読む限り、そう解釈できる。

去年、シアトルに拠点がある企業が慈善団体United Wayに対して行った寄付金の額は、マイクロソフト$4 million、 ボーイングが$3.1 million、Nordstromが$320K。一方Amazon からの寄付金はゼロだったという。United Wayだけでなく、シアトルシンフォニーや他の主要な非営利団体の寄付者リストにもAmazonの名前はないと、記事は述べている。もっとも、AmazonのCEOであるJeff Bezos氏個人は、母校であるプリンストン大学へ$15 million寄付したりしているのだが。

記事は、慈善事業への寄付に積極的なマイクロソフトとボーイング陣営と、本来の企業活動に専念することこそ社会への最大の貢献とするAmazon とApple陣営を対比させているが、論調としては前者に軍配をあげているよう。

個人はともかく、営利企業は、社会貢献として慈善事業への寄付を積極的に行うべきなのだろうか?ちょっと考えどころ、です。

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