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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

英国エコノミスト誌にみる中国の台頭

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1843年イギリスで創立した週刊誌 The Economist。世界の情勢について、自国イギリスとアメリカ合衆国についてはそれぞれ独自のセクションを設けて、毎週複数の記事を載せている。他の国々については、ヨーロッパ、アメリカ諸国、アジア、そして中東およびアフリカの4つの地域毎にセクションを設けている。当然日本に関する記事はアジアのセクションで取り上げられるが、毎週とは限らない。

ところが今週号から、この雑誌にもう一つセクションが加わった:中国。今後中国の動向については必ず毎週複数の記事が掲載されることになる。この雑誌がアメリカ合衆国のセクションを設けたのは1942年なので、70年ぶりのこと。バブル最盛期の日本でも、この特別待遇は受けなかった。

これが、世界の実態なのだろう。統計によっては、日本を除いたアジア諸国をまとめたものがあるが、もうすぐもこれも変るのかも知れない、中国と、中国を除いたアジア諸国、というふうに。

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