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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

日本に行ったら注意すること:チップを払ってはだめ

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Economist誌のオンライン版には、紙面のほかにインタビュービデオやオーディオ記事など、いろいろ面白い内容が詰まっている。

今日見つけたオーディオ記事は、"Doing Business in Tokyo"と題して、日本でビジネスをする場合の注意点を挙げていた。

その一つは、「日本ではチップを払ってはだめ。」というもの。チップはもらう人を侮辱することになり、失礼にあたるから、という。そんな理由があるとは、初めて知った。

理由が何であれ、チップという習慣が日本に根付いていないのは確か。私なんて、シアトルに住んで17年にもなるけれど、いまだにチップを払うわずらわしさのない日本が恋しい。

そういえば、中国の文化を積極的に取り入れた日本だが、科挙制度や宦官制度は導入しなかった。チップに対しても、日本社会はその扉を閉ざしているようだ。どんな作用が働いているのか、ちょっと興味深い。

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