魔笛とビン・ラデンのニュースに思う
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今夜はお友達が、モーツァルトのオペラ「魔笛」のリハーサルに誘ってくれた。
本番は来週から。今夜はオーケストラではなくピアノだけの伴奏で、本番と同じ衣装を着ているのは全体の8割くらい。稽古も通しではなく監督が部分的に選んで行う、というようなものだった。
このようなリハーサルを観たのは今回が初めて。なんだか映画の「メイキング・オブ...」を垣間見たような感じ。これもそれなりにおもしろかった。本番、観にいこうかな。
武器として、タミーノには魔法の笛が、パパゲーノには魔法の鈴が渡される。それらは剣とは異なり、敵の命を奪うのが目的ではなく、敵の心を優しくハッピーにし戦意を喪失させるのが目的。
ショーの後、そんな笛と鈴が本当に存在したら何と素敵!と思いながら、旦那が迎えに来てくれるのを待っていた。
旦那の車に乗り込んだ早々、彼いわく、「アメリカがついにオサマ・ビンラデンを殺したらしい。」家に帰ってきてからも、テレビはその話一色。ニューヨークで喜びに沸く民衆の姿を映している。
確かに大ニュースだし、テロ組織に一大打撃を与えたのは事実だろう。でも、残念ながら魔笛や魔法の鈴にはなりえない、のですね。
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