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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

800万円あげるから大学に行くな

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と言われたら、貴方はどうしますか?

PayPalの創立者で、Facebookの投資家でもあるビリオネア、Peter Thiel氏が始めたプロジェクト"20 Under 20"からのオファー。

もちろん、何もせずにお金($100,000)が入るのではなく、自分の研究やビジネスプランを提出して、めでたく20人の一人に選ばれたらの話だが。

プロジェクト名が示すとおり、20歳未満の若者20人に対象を絞っている。若者が大きな夢を持っているのなら、高い授業料を払って大学の学位を取得するより、このお金を元手に起業するほうが、社会全体のためになると、Thiel氏はのたまう。

彼が例に挙げるのは、もちろんFacebookの創立者、Mark Zuckerberg。マイクロソフトのビル・ゲイツも大学中退だし。

ただ、Thiel氏本人は、スタンフォード大学ロースクールを卒業している。

確かに、アメリカの大学教育コストはとても高くなってきている。でも、人間として成長する上で、4年間の大学生活が全く無駄だとは思えないのだが...まあ、20人に選ばれてから悩めばいいことかも知れないけれど。

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