椿の魅力
»
草月流生花の創立者、勅使河原蒼風氏は、椿をこよなく愛した。椿だけを活けた作品集が、今でも残っている。
線、マッス、色....生花の主要な3要素。面白い曲線を描く、ためのきく枝。濃い緑の、厚くボリュームのある葉。そして、鮮やかな色の花。椿はこの3要素をすべて有している。他の花材を用いずとも、椿の一種で作品が完成する。
ご近所の友達の、「いくらでも切てっていいわよ。」というお言葉に甘えて、今日は贅沢にも花がいっぱいついた椿の枝をふんだんに切って来て、椿の一種活けにトライした。葉をどこまで残すべきか... まだまだ修行が足りませぬ。
SpecialPR