「水を試す」のは大切
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とある会社のビジネスプラン作成に関わった時のこと。
会社のミッションは大変大事。崇高な理想を抱きそれを描くことの重要性も否定しない。でも、そこからすぐに事業の本格展開を急いでいるのに、異論を挟んだ。
ビジネスプランはあくまでも仮定にとどまる。多くの前提条件を推定し、もしそれらがすべて正しいとしたらめでたく希望通りの結果が出る。
現実は、その仮定すべてがあっていることはたいていありえない。なので、「水を試す」ことをビジネスプランに含めるのは大事。なるべく小規模で、コストを最小限に抑えながら、掲げた仮定が果たして正しいかどうか、試してみる。そこで得た経験を、事業の本格展開の際に生かす。
一般論では、そんなこと当たり前だといえるのだが、いざ具体的に事業を立ち上げたりする段になると、つい見失いがち。だから余計に冷静に、慎重に、「水を試す」、べきです。
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