多額 x 1社ではなく、小額 x 無数のスポンサーを募る時代
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JP Morgan Chaseがスポンサーから降りたため、中止の危機に瀕したシアトルの独立記念日の花火。それが、ラジオ番組をきっかけに、なんと24時間で必要な$500Kの募金が集まり、今年は無事開催されることとなった。めでたし、めでたし。
これをきっかけに、花火の主催者である非営利団体のOne Reelは、花火費用の調達方法を変更すると発表した。費用の全額を冠スポンサー1社のみに頼っていたのを一転し、一般からの募金を募るという。金額には下限も上限も設けない。来年のイベントのために、すでに募金のためのウェブサイトを開設した。
この変更の前提条件は、オンラインでの小額支払いと、広範囲な告知と、多数の募金者とのコミュニケーションが、大変安価にできること。ネットの本領発揮だ。
80:20の法則からロングテールへの移行って、このように非営利団体の寄付金集めにも及んできている。ベンチャー企業の資金調達にも適用可能だと思うのだけれど。でも、オルタナ・ブロガーの方々が取り上げておられるとおり、日本の証券業協会の方針は違っているよう。これは時代に逆行しているのと思うのです。
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