ヘルスケア産業も水平分業化が進んでいるらしい
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アメリカではついに医療制度改革法案が成立した。それに関連して、とあるきっかけから、アメリカのヘルスケア関連の調査を行ったのだが、そこでの発見をここで紹介。
ヘルスケア投資の金額は、$25.8 B。制度維持のための費用に次いで、二番目の比重を占めている。そして、このヘルスIT投資は、何よりも、全国レベルでヘルス情報ネットワークを構築することにあるようだ。当該ネットワークの構築により、ヘルスケアの質向上、医療過誤の削減、医療費の削減を目指すという。(by Office of National Coordinator for Health IT)
マイクロソフトやGoogle、インテルなど、従来医療とはあまり関係のなかったIT企業が医療産業に参入してきているが、それは当該産業が従来の垂直競争から水平分業へと移行していることを意味しているようだ。
マイクロソフトHealthvaultのサイトにリストアップされているパートナー企業を見ると、その事業領域が機能で定義され、水平分業が確立されつつあることがわかる。
HealthvaultはドイツのSeimens社、およびカナダのTellus社とも提携している。この水平分業は、いずれ国境を超えて普及が進むと考えられる。
この垂直競争から水平分業へという移行は、コンピューターがメインフレームからパソコンへと移行したのとそっくりだ。今後世界の医療業界のプレーヤーがいかに変わるのか、大いに興味をそそられる。
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