新聞社から読者へのお願い!50万ページもの資料を調査して
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すでに旧聞の類に入るかも知れないけれど、ついこの間知ってとても驚いたので、ここで紹介。
昨年発覚した、英国議会の経費スキャンダル。膨大な資料を公開前に入手しスクープしたライバルのテレグラフ紙に対抗して、英ガーディアン紙が試みたのは、大規模なクラウドソーシングだった。
"Investigate your MP's expenses" (あなたの選挙区の代議士の経費を調査してください)というタイトルのついたページには、現時点で2万5千人を超す人が22万ページを調査済みという進捗状況や、トップレビューアー(ニックネーム)のリストが載っている。
ハーバード大学のNieman Jounalism Labが、この一大試みについての詳細を、こちらで紹介している。 ニューヨークタイムス紙が、オンラインニュースの有料化を試みているのに対し、ガーディアン紙のは、読者を顧客としてだけでなく、リソースとして最大限活用しようとする。このような大胆な試みが今後オンラインニュースの主力となっていくのか、興味津々。
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