40にして警官をめざす!もいいじゃない
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しばらくご無沙汰していた友人と、久しぶりにランチ。確か、勤めていた会社をレイオフされたと聞いたけれど、その後何か発展があったのだろうかとたずねてみた。
「いろいろなところに履歴書を送ったけれど、このご時世だから、なかなか仕事が見つからなくて...」
「先日警官の友人に一日中ついて回ったんだ。パトカーにも乗せてもらったよ。」
「警察という組織の枠はあるけれど、彼の一日はそれこそマルチタスク。スピード違反の車をとめて注意したと思うと、次は手錠をかけられた人を護送。そこに、迷子になった、英語がしゃべれない女性がやって来て、助けを求める....いつどんな事件がやって来るかわからない。その度にテキパキ処理している友人の姿が、とても頼もしく見えたんだ。」
「父も警官だったし、もし人生をやり直せるなら、自分も警官になりたかったな。」
「そこで思ったんだ。今からだって遅くない、と。40歳、遅いかどうかは自分で決めればいいことだと。」
「警官になるのは簡単じゃない。なれないかもしれない。でも、自分で納得した目標を決めて、そこに到るまでのプロセスを楽しもうと決めたんだ。毎晩勉強するのも、毎日筋トレをするのも、楽しいんだ。」
目の前にいる彼の姿が、ひときわ大きく見えた。今日は元気をくれて、どうもありがとう。
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