「歎異抄」とのニアミス
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大学のサークルに、「歎異抄研究会」というのがあった。当時聖書を読むグループの一員だった私は、その名前を聞いただけで毛嫌いしていた。
あれから30年近く経って手にしたのが、藤本義一著の「歎異抄に学ぶ人生の知恵」。PCを開かないと決めた週末の土曜日、読み終えた。「歎異抄は日本人のバイブル」とまで言う著者は、古典一冊を繰り返し三年間読むのだそうだ。「方丈記」「徒然草」につづいて「歎異抄」を、そういう読み方をする三冊目に選んだという。
そんな読み方もあるんだと、感心した次第。私には一冊を三年繰り返して読むまでの根気はないけれど、今回のニアミスを契機に、「歎異抄」を通読してみようかという気になった。
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