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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

お呼びがかかったのはうれしいけれど...

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友人の紹介で、あるベンチャー企業を訪問してきた。

創業者の若い二人は、ムーンライティングでソフトを開発。今日はそのデモバージョンを見せてもらった。熱意をこめて語る彼らには、とても好感が持てたのだが...

ターゲットとする顧客層は、果たして彼らがいうようなニーズを抱えているのだろうか?問題を解決するために、果たして顧客層は喜んでお金を払うのだろうか?

お呼びがかかったら、なるべく断らずに相談に応じようとしているつもり。でも、彼らの熱意とはうらはらに、とても醒めた眼でその話を聞いている自分に、我ながら驚く。臆病になってしまったのだろうか?それともこれが経験に基づく知恵というのだろうか?

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