オバマキャンペーンのサイトはWeb 2.0のお手本
Web 2.0 という言葉自体はすでに使い古されてしまっているけれど、オバマ陣営は今回のキャンペーンでその威力を存分に活用したようだ。
www.barackobama.comに登録すると、自分用のmy.barackobama.comにアクセスできる。そこから"My Community"をクリックし、自宅の郵便番号を入力すると、ご近所で結成されたオバマ支援グループがリストアップされる。私の住むマグノリアでは、Magnolia for Obamaというグループが今年の1月に結成された。
Magnolia for Obamaのメンバー55人は、これまでに126のオバマ支援イベントを主催し、670人の参加者を集め、3,742本もの電話をかけた。選挙当日にうちにかかってきた電話も、この中に含まれているのだろう。またこのグループは、$6,191.09の募金を集めた。こういった具体的な数字が、このサイトで瞬時につかめる。
このサイトで、メンバー同士が直接メールのやり取りを始められるし、自らオバマ支援のためのイベントを開催し、マネージすることもできる。このサイトを通じて結成されたMagnolia for Obamaのようなグループは、全米で35,000に達成する。登録者数も数百万を超えたと、サイトのブログが語っている。オバマ陣営の草の根運動を支えたこのサイトは、まさにWeb 2.0の優れたユースケースだと思う。
TechPresidentというサイトが、各大統領候補のSNSサイト利用率を追っていた。それによると、例えばYou Tubeのビデオの視聴数でもオバマ陣営がマケイン陣営を大きく上回っていたのがわかる。
見事大統領選勝利に一役買ったオバマ陣営のウェブサイト。同ブログは、このサイトがこれからも継続される旨を伝えている。さて、今後このサイトがどう育っていくのか、楽しみに見守っていきたい。