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元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

時代小説を読んで感慨にふける

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今日は風邪気味。で一日中家に引きこもり、積読本の中から一冊を取り出して読んだ。「奸婦にあらず」。日経新聞夕刊に連載されていたから、ご存知の方も多いと思う。

同じ国に生まれながら、主人公のたか女が生きた時代と、私が生きている現在との間に、埋め尽くすことのできない深い溝の存在を感じる。明治維新と敗戦を経た日本で生まれ育った私には、彼女の時代には誰もが持っていた何が欠けているというのだろう?こう思い始めたら老いてきた証拠か?

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