オルタナティブ・ブログ > 佐川明美の「シアトルより愛を込めて」 >

元証券アナリスト、前プロダクトマネージャー、既婚な現経営者が、日頃の思いをつづります。

中国のPaper Queenもおしんのファンだった

»

“Paper Queen”というタイトルで6月9日付けのエコノミスト誌に紹介されていたのは、 玖龍紙業 (ナインドラゴンズペーパー)の董事長張茵さん。この記事では、鉄くずならぬ紙くずで巨万の富を築いた彼女を、かの鉄鋼王カーネギーと比している。日本語のサイトでも彼女の記事を見つけた。創業に最も大きな影響を与えた人はという問いに対する答えが、何と「日本のテレビドラマ・おしんです」。

ちなみに、過去三年間のナインドラゴンズペーパーの業績を、日本の王子製紙と比較してみた。間違いかと思って何度も計算しなおしたのだが、やはり合っている。直近の2006年度、売上高は王子製紙の10分の一なのに、当期利益では上回っている。成長率もすごい。恐れ入りました。

2006

2005

2004

ナインドラゴンズ

売上高

125,342

76,539

42,089

当期利益

22,208

5,042

4,565

王子製紙

売上高

1,265,735

1,213,881

1,185,141

当期利益

17,150

21,024

43,349

単位は百万円。王子製紙は3月決算、ナインドラゴンズペーパーは6月決算。一元15.8616円で換算。

Comment(0)