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最近気になる米国の話題・製品・会社

新しい家計簿のつけ方

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昔から、Personal Financeには興味をもっていて、いつもこのスペースをウッチしているのだが、米国では2大ソフト会社の独占状態になっていて進歩がないのが実情である。この2大ソフトとは、一つはマイクロソフト社のMoneyで、二つ目はSage社から出ているQuickenである。私は、Quickenを購入して、1ヶ月位、まじめに利用して、後は使わないという状況である。

なんといっても、このソフトに1つずつ購入したものを金額、日時とともに入力する必要がある。Quickbookは銀行が提供しているQuickbook用のファイルをアップロードできる機能をもっているのだが、とにかくアカウントごとにファイルをアップロードする手間があるし、なかなか大変だと思っていたら、オンラインでMintという会社が(www.mint.com)がサービスを提供し始めた。

まだBetaであるが、オンラインでサインナップをして銀行やクレッジットカードのアカウントをセットアップすると、すぐに、自動的にデータをそれぞれの会社からダウンロードして、自分がガソリンにどれ位つかっているとかを項目別にグラフで判りやすく知ることが出来る。全国での標準と比較するので、平均で自分が使いすぎというのがすぐわかる。

また、こういった家計簿の機能以外には、使い先を分析して、たとえば、今つかっているインターネットプロバイダーを他の会社と比較して、例えば、X社に切り替えると毎月、2千円節約できるといったことも提案してくれる。

まだまだ、Betaなので足りない機能はたくさんがあるが、これからが楽しみなスタートアップである。やはり、独占状態の市場に勇敢に立ち向かっている度胸に拍手を送りたい。

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