人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

「50歳からのキャリアプラン・ワークショップ」をミミクリデザイン社とコラボしました

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ここ数年、「50代の活躍をなんとか推進したい」「50歳以上の社員自身に自分のキャリアをより一層考えてもらえる機会を設けたいのだが」といった相談事が増えて、「50歳以上がキャリアプランを考える研修」ができないかなーと思っていたところ、「20018年秋ごろには実施したい!」という具体的な相談をある企業から頂戴し、本格的に検討始めました。昨年末くらいの話です。

うーん、せっかくなら楽しいものがいいなぁと思い、以前からセミナーに出させていただりしながらご縁ができミミクリデザイン社に相談したところ、コラボしましょう、ということになり、半年以上の準備期間を経て、先ごろ10月に「50歳からのキャリアプラン・ワークショップ」を実施しました。

50歳以上の方、約20人に集まっていただき、「これまでの30年のキャリアを振り返り」「これからの数年から数十年のキャリアを考える」ためのプログラムを、一般的な研修ではなく、ワークショップという形式での提供です。ファシリテーターは、ミミクリデザインの安斎勇樹さん、私はサブファシリテーター、というか、アシスタントとして入りました。

非日常と遊び心を大切にしたワークショップでは、皆さんそれぞれの「自伝」を作成していただきました。

自伝はまさに「非日常」です。

また、「自分のキャリアを表すキーワードや写真」を表紙やそのタイトルに反映していただきましたが、こちらは、まさに「遊び心」です。


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【出来上がった本を並べて鑑賞会】

50歳以上の方に「自伝づくり」というお題はどうだろう?白けてしまわないか?と少し心配していましたが、思っていた以上の大盛り上がりとなり、とても楽しいワークショップになりました。

であれば、せっかくなので、プレスリリースもしようということになり、先ごろ11月2日の共同プレスリリースも打った次第です。

バブル世代はとっくに50代を迎え、団塊ジュニアもそろそろ50代に突入します。2020年ごろには、日本の全女性の50%以上が50代以上になる、とか、とにかく、シニアは増えています。

その割にこれまで、キャリア研修もモチベーション研修もその他さまざまな人材開発のサポートがなされてこなかった50代。

その50代のハートに火をつける、まだまだ続くキャリアに対して前向きな気持ちを持ち、まい進していただく、ということで、このワークショップは、私だったら受けたい!と思うものに仕上げていただきました。(ワークショップのデザインは、「ミミクリデザイン社」が行っています)

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【ワークシートと質問カードでこれまでのキャリアを深くふりかえる】

シニアの活躍を支援することに着手できたので、来年2019年は、40代のキャリア、30代のキャリアと、年代ごとのキャリア開発支援プログラムを開発していきたいと考えています。

自分だったらこういう風に学びたい、こういう風に内省したいというプログラムを来年も発表していきたいと思います。

それにしても、ミミクリデザインの安斎勇樹さんのファシリテーション、すごいなーと感動しました。ご自身は30代前半で、受講者とは親子ほどの年齢差があるのだけれど、そういう年齢差を一切感じさせず、プロフェッショナルとしてそこに立ち、だからといって上からでも下からでもなく、プロのファシリテータとしてその場を進行していくのです。間近でこういうプロの技を見せていただき、私もとても勉強になりました。

他企業とのコラボの仕事は、こうやって、面白いことを商品・サービス化できるだけでなく、新しい空気とか新しい考え方とか新しい方法などを学ぶ機会にもなりますね。

※写真は、ワークショップ当日に撮影したものです。ワークショップをご採用くださった企業の許可を得て使用しています。(ありがとうございます)

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「50歳からのキャリアプランワークショップ」の中で、田中が話すパートというのが10分程あったのですが、そこでは、「キャリアの発達理論」とか「偶発性理論」などと共に、「50歳以上で花開いた人々」の紹介もしました。

後日、参加者の感想を伺うと、「50歳から花開いた人々に出てきた人の話がよかった」との声も頂戴し、同年代以上で頑張っていた人、輝いていた人のストーリーは、自分を勇気づけてくれるのかなと思いました。

今回の研修を行うにあたり、「シニア」「キャリア」「50歳以上のなんとかかんとか」という本を20冊くらい読んだのですが、特に、「50歳以上では活躍した人々」の本を以下に紹介します。

やなせたかしさんは、アンパンマンでブレークしたのは70歳を過ぎてからのことで、いかりや長介さんは、「全員集合!」が50代で終わり、50代後半から役者修行をはじめ、試行錯誤の上、役者として評価されるようになり、伊能忠敬は、家督を譲った50歳ごろにやっと長年やりたかった天文の勉強を本格的に始め、その流れで30代の師匠に弟子入りして、日本地図を作り、地図完成が70代という・・・。

年齢関係なく、やりたいことをやったり、新しいことに挑戦して得意なことを増やしたり、というお話は、参加された方にも印象に残ったようです。

   


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