人材育成の現場で見聞きしたあれやこれやを徒然なるままに。

キャリアの転機(トランジション)のお話。

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吉田けんじろうさんのブログを読んでいて、ふと思い出したので、転機の話を。

転職されたばかりのけんじろうさんは、ご自分の体験から新しい職場でやっちゃいけないことをまとめていらっしゃるのだが、その中に「前職のことを良さを自慢げに言わない」という項目が出てくる。

あるある!と思ってしまった。

転職者が周囲とうまくなじめない行為の一つに、

「これって、おかしいですよね。"ふつう"の会社って、こうしますよね」

「"ぼくの"会社ではこうしていましたけど、ここはそうじゃないんですね」

といった「前職」と比べての、今の職場批判がある、と思う。

"ふつう"の会社・・・おい、それって、あなたにとって"ふつう"なだけだろう。

とか

"ぼくの"会社・・・おい、その会社もう辞めただろう。

なんて、突っ込まれる(心の中で)。

転職というのは、キャリアの転機の一つで、転機については、いろいろな理論があるようなのだけれど、私がいいなと思ったのは、ブリッジズの転機(トランジション)論だ。

曰く。

1.終わる
2.中立期
3.始まる

キャリアの転機(トランジション、節目ともいう)については、つい、「何かが始まる」ことに目を向けてしまうけれど、大事なのは、「まずは、ちゃんと"終わる"ことだ」というのである。

「決着をつける」と私は表現している。「前のことを始末する」と言ってもいい。(なんか過激なワード選びだ)


そのうえでいったんニュートラルな状態になり、さらに新たに始まる。

この考え方に接して、転職してきた人が前職についていつまでも拘泥(こうでい)していることへの違和感がすーっと解消した。というか、理解できた。

そうか、そういう人は、「前職を"終わる"ことができていないから、違和感を覚えるのだな」と。

学生から社会人へ。
A社からB社へ。
会社から独立起業へ。

あるいは、

独身から既婚者へ。
既婚者からシングルアゲインへ。
DINKSから子供あり家族へ。

などなど、

キャリア上の転機はたくさんあるのだけれど、

社会人になったからどうだ、という以前に、学生をまずは「終える」ことが必要なのだ。

親になる前に、親じゃなかった時代をいったん「終える」ことが重要なのだ。←これは経験ないので、想像ね。

というわけで、吉田さんのブログを読みながら、真面目に考察してみました。

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【トランジションのお話です。】

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