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株式会社インフラコモンズ代表取締役の今泉大輔が、現在進行形で取り組んでいるコンシューマ向けITサービス、バイオマス燃料取引の他、これまで関わってきたデータ経営、海外起業、イノベーション、再エネなどの話題について書いて行きます。

発熱あるとも遠隔稼動

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C社では、正しい理由があればVPN経由でイントラにつないで在宅ワークが可能です。PCを使う作業である限りは、オフィスにいるのとまったく同じ仕事ができます。
土日の仕事はもちろん在宅。深夜や早朝も基本的には在宅(たまに赤坂界隈ビジネスホテル)。平日に急な用事で帰宅した時なども、続きの仕事は在宅でやります。けっこう便利です。

C社の本社がある米国は国土が広く、拠点が散らばっているので、遠隔地にいる者同士がコラボレーションするための環境がきちんと整備されており、テレで仕事をするのを普通と見なすカルチャーがしっかりと根付いています。
テレワーク中はインスタントメッセンジャーツールを常時立ち上げておくので(オフィスでやっている時と同じ)、「その人がつながっている」というのは皆にわかります。部内の誰かからすぐに問合せなどを受け付けられるようにしておくわけです。込み入った内容なら電話に切り替えます(ちなみにオフィス内は米国仕様なので、一人ひとりがハーマン・ミラーのパーティションでハチの巣状に区切られた比較的広い空間を占有して仕事してます。顔が見えません。日本の”島”カルチャーの正反対をゆく作業環境です)。

米本社では、専門職の一部に定常的に在宅主体で勤務している人もいます。ふだんのミーティングはテレコン、画が必要な時はビデオ会議、重要度が高ければ拠点で顔を突き合わせてやり、年に1~2度は関係部門各位が集まって全体会議をやるという風に、コミュニケーションの形を色々使い分けています。

日本人的な感覚では「そんなんで大丈夫なのかよ」となりますが、これが機能するようにプロセスが組まれているので、会社全体としては、あたかもそれが自然であるかのように動いています(無論、職種によってはテレワークがまったく向かないというものもありますが)。

これができている背景には、もちろん、ネットワーク機器会社としてテレワーク関連の製品を販売しているということもありますが、それだけでは済ませられない、何というか、「テレワークがダメならどうやって皆が連携するんだ?」という素朴な疑問が誰からも出てきそうな、いわく言いがたい土壌のようなものがあります。大西洋岸から太平洋岸までクルマなら数日かかるという米国の国土がもたらしたものでしょうか?そんなわけで、日本でもテレワークがよしとされる状況にあります。

24日日曜日の夜から急に熱が出始めたのですが、月曜午前中に提出しなければならない案件を、2時から10時まで熱のあるなか延々とろとろ仕事し続けてようやく完了させ、送信して事なきを得ました。途中8時~9時に通勤がはさまっていたら、出勤後にダウンしていたでしょう。かなり熱が出てました。こういう時も在宅が助かります。ファイル送信後にベッドに入り、熱を下げて、夕方からまた在宅でやりました。

テレコンですが、米人には、帰宅中のクルマの中から携帯経由で参加するつわものもいます。こちらは聞き取りにくくて大変ですが。まぁ必要は発明の母ということでしょうか。

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