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コミュニケーションにおける共有知識モデルについて、デザインの観点から考えていきます

イタリア語解語表

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イタリア語に関する一覧表をご紹介いたします。

Photo_200 初めてイタリアへ行ったのは、1994年のことでした。それは、ミラノにて長年デザインの仕事をしている知人のお兄さんを訪ねる一人旅です。ロンドンからの一泊二日の日程でしたが、言葉が通じないだけに、非常に不安であったことを思い出します。 もっとも不安の大きかった言葉の障害を解消するため、いろいろ考えましたが、てっとり早いのは、歌を覚えることでした。

せっかく覚えるのだから、いい曲を覚えたい。そう思ってもなかなかいい曲は見つかりません。イタリアには別れの歌が多いのです。論理思考は左脳、創造性は右脳とは、よくいわれることですが、左脳はポジティブ、右脳はネガティブともいうようです。そのせいなのかもしれません。覚えた歌は、無難な「Come Prima(コメプリマ)」。この時ばかりは、せっぱつまっていることもあり、なんとか、全てを覚えました。これで、イントネーションのコツがわかったように思います。

また、イタリア語も少し勉強することにしました。イタリア語のテキストも、当時は多くはありませんでした。その数少ない中で、「英語から学ぶイタリア語会話*1」を選びましたが、これが正解。英語との比較なので、とてもわかりやすいのです。

しかし、忘れっぽい私は、覚えた端から忘れてしまう。そこで、自分でいつでも思い出せるツールを作ろうと思ったわけです。思い出すにいい方法は一覧表を作ること。そうすれば、言葉を俯瞰できるので、脳に負担をかけることはありません。文法表といわれれば、それまでですが、ちょっと違うンですよね。この表を横におき、イタリア語の文章を読むと、その構造がすばやく理解することができるので、とても便利です。多少の間違いがあるものの、作品のできとしては悪くないものと自負しています。

*1: 「英語から学ぶイタリア語会話」白崎容子/マリーサ・ディ・ルッソ著(創拓社)1991

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