メンズ誌、読んでますか？

雑誌って、年齢・性別・趣味嗜好など、
人々の求めるジャンルに応じ、ありとあらゆる種類のものが刊行されているのは周知の事実。

それぞれのジャンルの雑誌には、独特の表現方法や特殊な用語、
毎回読んでいる人にはあたりまえのことがたっくさんでてきて、
「一般雑誌」といえども新規で入り込むのはけっこう難儀だったりします。

そうはいっても、無謀にもあまり見たこと無いジャンルに、
「えいっ」と飛び込んで読んでみると、
その視点の違いから、新たな発見が隠れ潜んでいたりもして、
たいへんながらも面白いと思わせる面もあります。

具体的に私が直面したのは「パチンコ・パチスロ雑誌」と「メンズ誌」。

前者は、「ゲーム攻略本ぽいのかな」と思いきや、
レイアウトが右開きのタテ組のため、絵（写真）との流れが読みにくく、
さらに専門用語頻出でチンプンカンプン。

＃　～右開きタテ組～
＃　小説など、タテに文字が並んでいるものは右開き（右手でページをめくる）、
＃　テクニカル系媒体など、ヨコに文字が並んでいるものは左開きになっています。

後者は、とりあえず対象年齢問わずかたっぱしから読みこんでみることに。
ビジネスライクな内容もあれば、「セレブ」っぽさを強調するものもあるのですが、
対象が若年層　or　ナイスミドル（死語）向けが多く、なかなか私（30代・子持ち）
にぴったりくるものがありませんです。
そんなにファッションに投資できませんてこのお年頃は。

さて、今回オススメな書籍は、この「男性誌」の中でも気を吐いている１冊の雑誌
「ＬＥＯＮ」編集長の書き下ろし
「『ＬＥＯＮ』の秘密と舞台裏」です。

刊行前は「鬼門」といわれたメンズ誌で「モテるオヤジのつくり方」「チョイモテ」などのキーワード、
１号あたりウン億といわれる広告収入、高い読者の支持など、雑誌媒体を作り上げること以上に、
その市場戦略・ブランド戦略も垣間見ることができます。
雑誌読者ならずとも、商品ブランドマネージャから、「これから出版をこころざしたい」という方にも
面白く読める１冊です。
日頃、テクニカル系媒体をお読みの諸氏も、ご参考にしてみてはいかがでしょうか。

さて、上記の「専門雑誌群」ですが、あくまで「勉強」のための購読。
ギャンブルはからっきしだめですので「パチンコ」はいたしませんが、
「メンズ誌」からはちょっとしたセンスなぞ盗み取ることができればこれ幸い。