利用者数? ログイン数? Facebook 日本で1000万を超えたという意味
Facebookの日本のログインユーザー数は1000万、社員採用も本格化
という見出しをTechCrunch Japanの西田編集長が打たれたわけですが、資料画像の見出しは「日本の月刊利用者数」です。「ログインユーザー数」と見出しにした根拠の論考が記事には無く、何が真相なのか大いに疑問です。
Facebookの日本のログインユーザー数は1000万、社員採用も本格化 via kwout
しかも、グラフの注記で「PCブラウザ、ケータイブラウザ、スマホブラウザ、アプリなど全てを含む」とまで小さく書かれています。ログインしているユーザーアカウントを数えるならこの注記は不要です。
むしろ、Nielsen/NetRatingsのネット視聴率調査でよく使う月間ブラウザ数推計に近い数字ではないかと推定されます。ログインするアカウントを持って無くてもアクセスしたらカウントされ、ブラウザやデバイスが違うとそれぞれ、重複して数えられるという方式です。
これはこれで意味がありますが、定義が明確で他サイトと比較可能でないと誤解を招く恐れがあります。以前、
「mixi の利用者数が激減」という誤解を産んだ、グラフの罪とミクシィの斜め上の抗議
で話題になった時点でNetRatings基準PC利用者数(訪問者数)は1000万を超えていたわけで、何がどう1000万を超えたのか、是非Facebookは積極的に明らかにしてくれることを期待しています。
2012/3/16 19:35 追記
質問に、TechCrunch Japanの西田編集長から、「はい。1カ月に1度でも日本からログインしたユーザー数です。プレス向けのQAでそういう答えでした。」という回答をいただきました。だったらなぜ、ああいう資料になったの? ユーザー数だけど、ユニークじゃないという落とし穴があったり無いよねぇ とか疑問が増えます。いずれにしろ、Facebookは積極的に自ら直接日本の数字を語るべき時期に来ていると思います。
末筆ながら早速の返信ありがとうございました。