iTunes有料アプリランクで今1位:全力解析てそうちゃん
血液型占いとか疑似科学には厳しい私ですが、手相占いはまあ、あってもいいのかなと思っています。というのも、占う時に手を握り、顔色や手汗の滲み方などを感じながら、かまかけて質問を投げ、会話したら…心配なこと、気にしていること、願いなどなど、多様な関心事がかいろいろなことが分かるのは確かです。
それに、手相占いという慣習を活かして手を握ってのスキンシップ、今年のテーマ「摩」が行えることも大きいです。と、話題を振ったのは、元上司が社長の会社から発売され、ベータ版も触って感じた問題点が改善されて発売されたiPhone向け手相占いアプリ、全力解析てそうちゃん が2011年1月8日現在で1位と大ヒットしているからです。
開発元の 株式会社早稲田情報技術研究所( 英名: WIT Corporation )は、名前のとおり早稲田大学の情報技術をビジネスに応用しようという、早稲田のインキュベーション施設にある会社です。社長の加藤浩一氏は、Windows NTおよびサーバー製品マーケティングの部門長を長らく勤められた方で、私がマイクロソフトに居た時代に上司として指導をいただきました。Windows、Exchange、SQL Serverを売るためにをやってきた上司が後に、アップル社のハードで動くアプリも出されるようになろうとは夢にも思わなかったのですが、ともあれ、世の変化に対応して活躍される中で、こういう分かりやすい活動もされていることは喜ばしい限りです。
ベータ版を触ったときは、画像解析をしっかりはって判定してくれるけど、面白くない という印象でした。
画像認識技術を応用して手相の解析エンジンを開発しています。 このアプリでは、感情線、頭脳線、生命線、運命線を、 微妙な線の認識で開発は難航しました。 数百人のテストを繰り返し、手相の線が薄い人、線が本当にない人など、
手のひらの写真から自動で判定します。
手相の認識は、とても奥深いものでした。
と語られているように、画像認識技術が先にあり、手相の解析エンジンを作ったという流れでの応用でできた製品です。ベータでのフィードバックから 相性診断という演出が改善されてより楽しめるアプリに成長して世に出ました。
単なるジョークソフトでも、女性の手を握る方便のためにできたツールでもなく、真面目に解析して判定しているというところを理解して、判定結果を待つ間に語ると楽しめるかもしれません。
さて、このアプリの占い結果についてですが、とりあえず女房との相性占いでは104%と高い値が出て、家庭の平和度がより高まりました。今後の発展を期待しています。