ニールセン最新統計を発表。iPhone,Android等スマートフォン,多機能電話の人気アプリ・ベスト5とカテゴリー別シェア
ニールセンが最新のモバイル・アプリ調査結果を発表(元記事:Nielsen)した。米国で1ヶ月以内にモバイル・アプリをダウンロードしたユーザー4200人を対象にしたアンケート結果で,調査期間は2009年10-12月だ。
なお,基本調査対象の基本データは次の通り。
- 2009年10-12月では米国携帯電話契約者の21%(前四半期比は2%増,前年比7%増)はスマートフォンを所有
- 米国携帯電話所有者のうち,14%がアプリを一ヶ月以内にダウンロード
- 平均所有アプリ数は,スマートフォンが22個,多機能電話が10個
うち) BlackBerry: 10個
iPhone: 37個
Android: 22個
Palm: 14個
Windows Mobile: 13個
まず米国スマートフォンと多機能電話におけるモバイルアプリの人気カテゴリーは以下の通りだ。
【出所: Nielsen】
いずれも「ゲーム」がトップで6割前後となっている。二位以下の人気カテゴリーは,多機能電話では「音楽」「ソーシャルネットワーク」「ニュース」「地図」,スマートフォンでは「ニュース」「マップ」「ソーシャルネットワーク」と続いている。
さらに個別アプリで見ると次の通りだ。
【出所: Nielsen】
このグラフ以外でニールセンが指摘しているポイントはいかの通り。
- Facebook以外のソーシャルネットワーキングでは,10代にはMySpaceが,25-44才にはLinkedInが人気
- ショッピング分野では,Amazon(57%)とeBay(41%)がリード
- マップ検索分野では,男性に偏りが見られる。特にInstamapper(GPSを利用したマップ検索アプリ)では80%が男性
- ビデオ/ムービー分野では,やはり男性が偏りが見られる。ImeemとMoviefoneは若年層が特に多い
- 音楽分野のうち,iTunes,Pandora,SirrusXMは男性が多く,YahooMusicはほぼ均等
参考まで,ガートナーが発表した世界のスマートフォン・シェアも掲載しておきたい。(出荷台数単位は,千台)
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